2017年12月13日

カンボジア診療活動奮闘記 最終回

カンボジアボランティア診療活動最終日。
この日は拠点のシェムリアップから車で2時間ほどの更に奥深い農村地域、スレノイ小学校での診療活動でした。
我々団員を乗せて進むバンも舗装道路を通り過ぎ、まるで何かのキャラバン隊のようなデコボコ道を進み、小さな村の奥にある小学校に到着しました。
元気に走り回る小学校の子供達は、万国共通でとても可愛らしく、皆笑顔で迎えてくれました。
最終日はとても天気が良く、更に暑い診療活動となりました。
小学校の生徒達や、周辺の村の方々が行列を作って来てくださり、隊員皆で手分けして診療にあたりました。
全ての診療活動後に、我々団員と子供達で記念写真を撮り、国会議員のナムさんから感謝状も頂き、なんとか無事活動を終えることができました。
今回のボランティア活動は本当にたくさんの貴重な経験を私に与えてくれました。
学生時代にバックパッカーで回ったアジア諸国の経験から、いつか自分もボランティア活動してみたいという長年の想いが叶いましたが、それと同時に生で体験しないと分からない、現実のたくさんの厳しさも学ぶことができました。
月並みではありますが、電気水道などの基本的なインフラや、学校や病院という基本的な生活をしていく上で必要なものが整っていないということがどれほど大変なことで、そして日本という国に生まれただけで、ありえないくらいの幸運なのではないかと、痛感致しました。
改めて「日々感謝して生きる」という言葉を、大きな重みを感じて受け止めることができました。
この経験をもとに、また日々の診療活動に励んでいきたいと思います。

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2017年12月05日

カンボジア診療活動奮闘記 〜その3〜

カンボジアでの診療活動二日目は、滞在地のシェムリアップから車で約2時間ほどのSre Noy中学校での診療活動です。
ここには赤坂デンタルセンターという保健指導施設があり、SCHECの活動の初期の頃から歯科診療活動や口腔保険活動が行われているため、来られる患者様の状況もかなり良くなって来ている地域です。
午前中は看護師さんによる手洗いの保健指導と、歯科衛生士さんによる歯ブラシ指導が行われました。
午後からはまた日当たりの良いところを選んで歯科診療活動のスタートです。
日本から持ち込んだ冷却グッズを色々と使いながら、熱中症に気をつけて診療に当たります。
基本的には英語は通じないので、細かいコミュニケーションは帯同して頂いた通訳さんを通してのコミュニケーションになります。
彼ら日本語通訳さんもボランティアの一環で設立された日本語学校の卒業生達です。
彼らの力を借りながら今回は中学生の治療がメインとなりました。
一人転倒して前歯を折ってしまった少年の治療があり、限られた材料と道具で何とか前歯を作りました。
カメラで撮影して本人にも見てもらい、とても喜んでもらうことができました。
活動二日目もかなり暑かったですが、無事に終えることができました。

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公衆衛生に関する保健指導の様子
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日本語通訳を通してのコミュニケーション
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転倒して前歯を折ってしまった少年の治療
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無事前歯も治って喜んでくれました
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2017年11月30日

カンボジア診療活動奮闘記 その2

カンボジア診療活動の第一日目の午前中は、25校目の学校の開校式に出席させて頂きましたが、午後からはKrorLanhShimaka小学校に移動して、実際の診療活動に参加して参りました。
診療活動に使用する歯科治療機器は、この15年間で少しずつ寄付の中で集められたもので、想像していたよりも様々な器具が揃っていました。
電気も水道もないため、発電機も持ち込んでの診療となります。
小学校に到着すると、既にたくさんの患者さんが行列を作って待たれていて、他の団員の方々も協力しあって診療活動に励まれていました。
当然のことながら電気がないため、暑さを避けて日陰や学校の校舎の中で診療したいところですが、太陽光だけが見えにくい口の中の光の頼りとなり、真夏の炎天下の中ではありますが、診療は全て屋外の日当たりの良いところになります。
風が吹けばホコリが舞い、想像以上に大量の汗が吹き出しました。
来られる患者様の口腔内もかなり激しく崩壊しており、抜歯などの外科処置が治療の中心で、感染や怪我のないように治療に集中することは、かなり体力を消耗しました。
途中団員の方々も熱中症で倒れてしまう方もおられる中、なんとか無事1日目を終えることができました。

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寄付によって少しずつ集められた診療機器
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電気がないため発電機も一緒に持ち込みます
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2017年11月28日

カンボジア診療活動奮戦記 その1

2017年11月17日〜23日の一週間、私はカンボジアにてボランティアの歯科診療活動に参加して参りました。
今回参加させて頂いたのは、『NPO法人カンボジアの健康および教育と地域を支援する会(SCHEC)』という団体です。

http://www.schec.org/about/index.html

歯科診療活動、井戸掘り事業、学校校舎建設の三本柱で活動されており、15年間で3000本の井戸、25校の学校を建設されたそうです。
これだけ長期的に継続活動され、そしてこれだけの功績を収めてこられたのは本当に素晴らしい事だと思います。
現地での活動1日目は、その記念すべき25校目の学校の開校記念式典の出席と、3000本目の井戸の完成記念式典への出席でした。
今回の活動拠点は世界遺産アンコールワットのある、シェムリアップという都市の農村地域です。
首都のプノンペンは近年急激な経済成長を遂げているようですが、まだまだ田舎の方の農村地域は電気や水道もなく、雨水が生活用水のため、少しでも公衆衛生向上のためと井戸掘り事業を行なっておられます。
また、ポルポト派軍事政権時代の爪痕で、十分な教育も行き届いていないため、学校建築活動にも力を入れておられます。
開校記念式典では子供達や村の皆様が日本とカンボジアの国旗をふって満面の笑顔で迎えてくださいました。
子供達の笑顔は万国共通で、彼らの未来が少しでも明るくなってくれればと胸が熱くなりました。
文房具を子供達に配らせて頂き、井戸掘り体験もさせて頂き、貴重な第一日目となりました。

25校目の学校開校記念式典
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子供達に文房具を配らせて頂く
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3000本目の井戸完成記念式典
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井戸掘り体験
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農村地域はまだまだ道路の整備も不十分な状態
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家も木造の手作りのような家が多い
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このカメに雨水を貯めて生活用水とされている
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2017年11月24日

帰国のご報告

昨日関西空港に無事帰国して参りました。
一週間のお休みを頂き、カンボジアでのボランティア診療活動に参加して参りました。
小学校の開校式に参加させて頂いたり、水道も電気もない現地の小学校で、炎天下での診療活動など、沢山の貴重な体験をさせて頂きました。
かなり体力を消耗し体調を崩して帰って参りましたが、本日からまた心機一転日々の診療に戻らせて頂いております。
沢山の方々から応援のお言葉を頂戴し、無事活動を終えることができました。
またこれから少しずつ現地での活動報告をしていきたいと思います。

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2017年11月16日

カンボジア国際支援に伴う休診のお知らせについて。

11月17日〜23日までの一週間、カンボジアにおけるボランティア活動の為、休診を頂きます。
歯科診療、井戸掘り、学校建築の活動に参加して参ります。
沢山の患者様から暖かい応援のお言葉を頂き、心より御礼申し上げます。
少しでもお役に立てますよう、頑張ってまります。
24日より通常通り診療いたしますので、何卒宜しくお願い致します。
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2017年11月12日

マイクロスコープだからこそできること

当院では全ての修復治療をマイクロスコープ下(歯科用顕微鏡)にて行なっております。
単純に対象となる歯を大きく拡大して見ることができるのですが、肉眼治療とは異なりマイクロスコープを使用するからこそできることがあります。
一つは、「診断」です。
先日歯の根の治療の依頼でお越しになられた患者様がおられました。
奥歯の根の治療がうまくいかず、数件の歯科医院で再治療を繰り返しておられましたが、一向に症状が改善しないからなんとかして欲しいというご要望でした。
レントゲンや口腔内写真など基本的な検査を行い、実際の歯をマイクロスコープで確認しますと、、、単純に歯が割れていました。
かなり多くの破折線が入っており、恐らくもう粉々になっているのでは、、、という状況でした。
その状況の写真を患者様に見てもらいますと、すぐに納得して頂き、抜歯することになりました。
当院に来られるまでに、この患者様は数件の歯科医院でかなりの時間と労力をかけて、その歯を残したい一心で治療に通われたことと思いますが、
マイクロスコープで確認した写真を一枚見ただけで、その日に抜歯を決意してくださいました。
マイクロスコープを使用するからこそ残すことができる歯もありますが、マイクロスコープで診断したからこそすぐに抜歯の判断がつくこともあります。
その迅速な診断によって、無用な治療や患者様の時間的精神的苦痛を軽減することにも繋がります。
当院では全ての治療にマイクロスコープを使用し、じっくりと丁寧な治療、そして患者様にご納得頂ける治療を日々目指しております。

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2017年10月30日

IPSG咬合研修会に参加して参りました

台風が過ぎ去り、また新たな一週間が始まりました。
先週末の二日間は東京にて咬合研修会に参加して参りました。
入れ歯治療や噛み合わせ治療、顎関節治療に関する講義内容で、基礎から応用に至るまで、沢山のご指導を頂いて参りました。
私よりお若い3人の先生方の講義ではありましたが、その知識や技術だけではなく、思考の深さまで「感服、感動、尊敬」の素晴らしい内容でした。
私の様々な質問に一つ一つ丁寧にご指導頂き、日頃疑問に思っている内容がすっきりと理解することができました。
帰りは台風の影響で長い新幹線の旅路となってしまいましたが、また新たにアップグレードされた知識を整理しながら、日々精進したいと思います。

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2017年10月22日

お口の健康と全身の健康との繋がりについて

当院ではお一人お一人の患者様にじっくりとお時間を頂き、様々な検査、審査診断を行い、じっくりと丁寧に、総合的な歯科治療を行なっております。
特に歯医者と言いますと、虫歯の治療や歯周病の治療だけを行う、「歯の医者」というイメージを強く感じますが、私は歯の治療を行うことで様々な全身的な健康と繋がってくることを日々実感しています。
歯の健康を保つことによって、人間の生きる根源である「食べる」という生命活動に直接的な影響を及ぼすだけではなく、歯や噛み合わせの治療を通して、姿勢や呼吸、全身的な不快症状も改善することもあります。また、審美歯科治療においては、ずっと笑うことができず自分に自信が持てず塞ぎがちだった方が、人の目を見て自分の意見を言えるようになったり、いつも笑顔で明るく活発なご性格に変化されることも沢山体験しております。
今回の患者様は、約6年もの時間をかけて、歯の矯正治療、顎の骨格矯正治療、審美修復治療、咬合再構成治療、とほぼ全ての歯科治療を駆使して大きな変貌を遂げられた方です。
「私の口の中を見て少しでも先生の治療を受ける勇気を持てる人が増えてくれれば、、、」と、治療前後の写真公開を患者様からご提案くださいました。
ずっとコンプレックスだった顎の歪みや、歯並びが綺麗になっただけではなく、呼吸や咀嚼もしやすくなり、ひどかった手荒れも不良な金属を除去することで大きく改善された方です。まさか自分も歯科金属のアレルギーだったとは思わなかったとのことでした。
大きな患者様のご理解とご協力の上に成り立つ総合的な治療ではありましたが、より良いゴールにたどり着くことができ本当に良かったと思います。

治療前
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治療後
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2017年10月16日

咬合認定医コースに参加して参りました

新たな週が始まり、患者様をお迎えする新しいお花が届きました。
先週末は東京にて咬合認定医コースの勉強会に参加して参りました。
今回のテーマは歯科医師としての「哲学」でした。
昔ながらの歯科医師のイメージというのは、虫歯を削って、歯を抜く、というだけのイメージが非常に強いかと思います。
ですが、実際歯科医学も進歩し、子供の頃からの成長発達や呼吸、姿勢、から始まり、予防医学や、歯の噛み合わせと全身のバランス、審美歯科、顕微鏡治療にインプラント、精密入れ歯治療や、金属アレルギー治療、介護分野の摂食嚥下障害のトレーニングに至るまで、非常に幅広い分野に渡って歯科医師の仕事は広がっています。
また最近では歯科治療にも光学スキャンや、3Dプリンタ、CTデータを元にしたコンピュータシュミレーションまでできるようになって参りました。
そのような背景の中で、歯だけを診るのではなく全身的に、そしてその方の生涯に渡って長い目で見た歯科治療を考えていけるのかが重要となって参ります。
今回の勉強会でもたくさんの刺激と学びを頂きました。
日々の診療に生かし、日々精進していきたいと思います。

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2017年10月06日

カンボジア国際支援に伴う休診について

11月17日〜23日の1週間、カンボジア国際支援のため、誠に勝手ながら休診とさせて頂きます。
カンボジアでは歯科診療を中心に、学校建築、井戸掘りなどのボランティア活動に参加して参ります。
元々私自身は学生時代バックパッカーでタイ、ネパール、インドネシア、フィリピンなどの東南アジア諸国を周り、その時の経験をもとにいつの日か何かしらのボランティア活動に参加したいと考えていました。
当院も開業して10年の時が経過し、私自身も来年40歳を迎えるに当たって、人間として歯科医師として、一度初心に返って全てを見つめ直したい考えています。
渡航先ではかなりの数の患者様を見させて頂くことになりそうなので、今は様々な準備をしております。
感染予防対策のため予防接種の受診と証明書の作成、国際歯科医師免許証の発行、入国VISAの申請、虫刺されによる感染対策などなど、まだまだやることは沢山在りますが、医療人の基本に戻って少しでもお役に立てられるように頑張りたいと思います。

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2017年09月19日

咬合認定医コースに参加しました

患者様をお迎えするお花も新しいものに変わり、また新たな一週間が始まりました。
先週末は東京で咬合認定医コースに参加してきました。
3日間みっちりと実習と講義を受けてきましたので、非常に内容の濃い、実りの大きな3日間となりました。
「咬合」つまり一言で言えば噛み合わせのことですが、その歴史や審査診断の精密な行い方、そして相互実習を行うことによってより深い理解を得る事ができました。
「歯医者」と言いますと「歯を診る」というイメージがありますが、歯の虫歯や歯周病という病気だけではなく、現在では小児期の発育や、介護の現場でも重要な摂食嚥下やリハビリテーション、噛み合わせや顎の位置の不正に伴う顎関節症や、全身的なバランスの歪みに至るまで、幅広く包括的な歯科医療を考えていかなければいけない時代へと変化しています。
当院ではお一人お一人の患者様に十分なお時間を確保し、木を見て森を見ずではなく、森を見て、山を見て、総合的な治療計画立案を行なっております。

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2017年09月13日

審美修復治療における歯の色について

一般的にいう白い歯というものは、健康的な、清潔感のある、明るい口元、というようなイメージがあります。
ただ、この「歯の色」というものが非常に難しいものなのです。
天然の歯の色というものは、薄い貝殻のような透明感もあり、その中に何層もの複雑な色の構造があります。
光の当たり方や、光源、つまり太陽光や蛍光灯、白熱灯などによっても色の見え方が異なり、また歯の水分を含んでいる量によっても色が異なって見えてくるのです。
つまり十分に湿潤しているか、乾燥しているのかによって、色が異なります。
同じ歯だったとしても、目が覚めて起きたばかりの午前中は乾燥していて白っぽく見え、夕方以降の十分に歯に水分が取り込まれた後は色が濃く見えます。
そのような天然の歯の織りなす複雑な色の表現を、セラミックという人工物で近似させるということが、審美修復治療の目標となります。
複数本の治療の場合は全体的な調和を崩さないように綺麗に作っていけば良いのですが、全て天然歯の中で一本だけの修復となりますと、これは非常に難易度の高い治療となります。
今回の患者様は、転倒して歯を折ってしまわれた方で、左上の一本だけの審美修復治療の依頼でした。
マイクロスコープ下において歯を精密に形成し、それに合わせてセラミック担当歯科技工士もマイクロスコープ下において精密な被せ物を製作していきます。
当院では複数社のシェードガイドという歯の色見本と、大量の写真情報の共有により、できうる限りオリジナルの天然の歯の色を再現していきます。
また試し入れの際には、室内だけではなく、太陽光の下でも患者様にご確認頂いております。
完成時には「どこの歯を治療したかわからないですね、本物みたいでびっくりしました」とご満足頂くことができました。
これからも試行錯誤を重ね、より良い治療結果を目指していきたいと思います。

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2017年09月06日

オーダーメイド精密入れ歯の挑戦

当院が精密入れ歯治療に力を入れ始めたのがちょうど10年前、お一人貸切、全てドクター対応という当院の特徴を生かし、「オーダーメイド精密入れ歯」という診療スタイルに力を注いできました。
その方その方の細かなご要望に耳を傾け、お一人お一人の患者様の骨格や歯茎の特徴、噛み合わせなど精密に型取り、計測し、その患者様にとっての世界に一つだけの特別な精密入れ歯を作り上げることを最大の目標としております。
私自身も入れ歯専門技工士の森永さんも、あちこちの勉強会に参加し、日々入れ歯治療の研究と試行錯誤を繰り返し、1日1ミリでもレベルアップできるように、様々な取り組みに挑戦しています。
今回の患者様は歯周病によって高度に顎の骨が吸収してしまった方で、入れ歯の安定感や噛み合わせが悪いだけではなく、入れ歯になって大きく人相が変わってしまい、自然な自分の顔に戻りたい、というご要望で当院にお越しくださいました。
顎の骨の骨格計測や、噛み合わせの計測、特殊な材料を使用して歯茎だけではなく、口の中の空間全体の精密な型取りを行い、入れ歯専門技工士立会いのもと試し入れを重ね、その患者様のお口の中とご要望にぴったりとフィットする精密入れ歯を作り上げていきました。
かなり顎の骨の吸収が大きかったため、入れ歯の容積も非常に大きくなり、通常の2倍の分量の材料を使用して作り上げましたが、完成した日は非常にお喜びになっていただくことができました。
我々のレベルアップに伴って、来られる患者様の難易度も上がっているように感じますが、これからも最高の入れ歯製作を目指して、日々精進していきたいと思います。

顎の骨の骨格計測
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高度に吸収した下の歯茎
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頬や舌の筋肉の運動や口の中全体を再現した精密な型取り
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試着用の入れ歯
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完成した精密入れ歯
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2017年08月28日

快適な歯科医院作りのために

歯医者さんというのは独特の消毒薬の匂いがして、入った途端キュイーンと怖い音が聞こえてくる、皆マスクをしてなんだか怖そうという、非日常的な空間です。
「歯科恐怖症」という言葉があるくらいに、過去に恐い思いをされた方にとっては、非常に居心地の悪い空間です。
その為、当院では少しでも患者様に快適に過ごして頂けますように、歯科医院をイメージさせるものは極力患者様の目の届かないところに整理し、院内のインテリアやアロマも落ち着いた雰囲気のものをセレクトし、器具の音やスタッフの話し声、足音など、様々な角度から「快適な空間」を目指して日々準備しています。
定期的に院内のインテリアの交換を行っていますが、今回は本棚の配置換えも含め、院内の全てのインテリアの入れ替えを致しました。
本棚には建築や家具、文化、写真、美術、世界遺産、ファッションなど、私があちこちに出向いた際に少しずつ集めたものを置かせて頂いております。
少しでも患者様に安心して、落ち着いた気持ちで治療を受けて頂けますように、日々精進していきたいと思います。

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2017年08月21日

快適性を重視した精密部分入れ歯治療について

入れ歯治療において、患者様からのご要望として多いのが、「違和感の軽減」です。
違和感という言葉で一言で括ることはできますが、その中身は多岐に渡ります。
発音のしやすさ、舌先で触った感触、厚み、味、口唇の感触、呼吸の問題、などなど、患者様によって表現も様々ですし、その感度も全く異なります。
今回は上の前歯部の真ん中2本を失われた方の精密部分入れ歯治療のご紹介です。
違和感の軽減だけを考えれば、ブリッジ治療や、インプラント治療も選択肢に考えられますが、今回は隣の歯を削ったり外科処置をせずに部分入れ歯という方法で、極力違和感のないものを作って欲しいというご要望でした。
内側の厚みを紙のように極力薄くするために特別な金属を使用し、味の問題の改善のためにその金属を樹脂でコーティングした形で作成致しました。
完成までに患者様の詳細に渡るご要望をお聞きしながら、試着を重ね、入れ歯専門技工士とのコミュニケーションを重ねて作り上げていきます。
薄くすればするほどに強度の心配もあり、どこを薄くしてどこに厚みを持たせて強度を出すのか、材料は何が適しているのか、、、、と試行錯誤を繰り返した治療です。
最終的には患者様にも大変喜んで頂くことができました。
当院では患者様の様々なご要望にお答えする形で、その方その方に合わせたオーダーメイド入れ歯治療のご提案をしております。
一日5名限定、全てドクター対応、お一人貸切診療にて、じっくりと丁寧な治療を心がけております。

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2017年08月19日

スマートフォンアプリを公開致しました

KINOSHITA DENTAL OFFICE のスマートフォンアプリを公開致しました。
当院の日々の診療活動や医院情報をいち早くお届け致します。
画面内からタップして電話することもできますので、ご予約の際にご利用ください。
また、次回予約日をアプリ内に保存できる機能もございますので、是非ご活用くださいませ。
AppleStoreなどの各アプリケーションストアで「木下歯科医院」と検索頂き、ダウンロードしてください。

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2017年08月09日

精密歯科治療のための工夫について

当院では治療の精度の向上のため、様々な工夫を行なっております。
その一つとして院内の温度管理を徹底しております。
歯科治療はかなりの種類の材料や道具を使用して治療を行いますが、歯科理工学という材料の学問があるくらいに、それぞれの歯科材料には特徴があります。
その特徴を考慮に入れて、それぞれの材料道具を組み合わせて、より良い治療を目指していきます。
この歯科材料の一つの特徴として、温度によってそのスペックが大きく変わってしまうものがあります。
特に顕著に変化が現れるのが型取りの材料です。
暑いと早く固まってしまい、寒いとなかなか固まらないという状況が起こります。
そうなりますと季節によって型取りの精度が大きく変わってしまい、いくらマイクロスコープを使用して精密に歯を削っても、型取りの材料の精度が高くなければ意味がありません。
その為当院では、一年を通して歯科材料が最も安定してその材料の精度を引き出すことができる院内の温度を、徹底して守っております。
少し寒く感じる温度のため、長時間お座りになって頂く治療では真夏でもお膝掛けをお出ししております。
当院ではお一人貸切診療だからこそできる、治療精度の向上を常に目指しております。

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2017年07月27日

再治療防止のための精密歯科治療へのこだわりについて

当院では全ての修復治療をマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用して治療しております。
歯科治療の最大の特徴は、歯には自然治癒がないということです。
皮膚の怪我や、内科的な病気に関しては薬を飲んで自然治癒を待つという医療行為がほとんどですが、歯だけは自然治癒がありません。
そのため、虫歯で歯に穴が空いてしまったら、その感染部分を除去し、その後は詰め物や被せ物などの何かしらの人工物で歯の形態を修復せねばなりません。
ここで問題となるのが、この人工物と天然の歯との間の隙間です。
我々歯科医療従事者が日夜戦っている虫歯や歯周病を引き起こす細菌はわずか1ミクロンほどの大きさです。
この1ミクロンの細菌からすれば、どのようなわずかな隙間も谷底のように大きく、いくらでも入っていけるのです。
そのため、虫歯を除去した後に修復される人工物との境界線にわずかでも隙間があれば、また虫歯の再発が起こってしまうのです。
これを「二次う蝕」と言いますが、せっかく治療したにも関わらず、その治療から生じた隙間が原因でまた新たな虫歯を作ってしまうこともあります。
何度も歯医者に通っているのに、治療した歯からまた壊れてくる、、、というお悩みはよく聞きますが、まさにこれが原因の場合がほとんどです。
これを改善するために、当院では歯科医師も歯科技工士も全ての修復治療をマイクロスコープを使用し、一つ一つのステップを時間をかけ丁寧に治療しております。
今回は右下の「二次う蝕」が原因で全ての被せ物を除去し、歯の根の治療もやり直し、奥歯は保存できなかった為インプラントで対応している治療のご紹介です。
精密な型取りをし、歯にぴったりと適合する被せ物を製作しております。
治療前治療後のレントゲン写真でその変化を明確にしています。


マイクロスコープを使用し、精密に型取りしています。
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精密に型取りされた模型の上で、セラミックの被せ物をマイクロスコープ下で製作していきます。
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術前、術後のレントゲン写真の比較です。
術前は被せ物の適合が悪く、歯の根の治療も不十分な状態です。術後は歯の根の治療も、被せ物も隙間なく精密に適合しています。
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2017年07月22日

顎関節症の治療について

当院ではマイクロスコープ治療と精密入れ歯治療だけではなく、顎関節症の治療も積極的に行なっております。
顎が痛い、口が開きにくい、音がなる、などの顎の関節の不快症状でお困りの方に対して、噛み合わせと骨格の診断や、調整、顎や歯の並びに負担をかける頬杖などの悪い癖の生活習慣の改善、食いしばりによって凝り固まってしまった筋肉のマッサージなどのご提案を行なっております。
本日は口が開かない、顎の関節に痛みがあるという患者様の治療で、関節のストレッチを行なって口を開くようにし、歯型の型取りや噛み合わせ、骨格の位置、顎の運動計測を行いました。
この資料を元に、咬合器という噛み合わせを見る機械に歯型を固定し、不良な歯の接触を診断していきます。
顎関節症や噛み合わせの不正は、体のバランスを崩したり、その他の全身的な症状を伴う場合もあります。
当院では一日5名限定、お一人様医院貸切、全てドクター対応にて、お一人お一人のお悩みにじっくりと時間をとってご対応しております。

フェイスボーという器具を使用して、上顎の位置を計測しています。
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顎の関節の安定したポジションを記録しています。
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それぞれの記録を元に咬合器という機械に歯型を固定し、噛み合わせを診断していきます。
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