2018年11月20日

摂食、咀嚼、嚥下について

先日、東京にて摂食咀嚼嚥下、という内容にポイントを絞った研修会に参加して参りました。
歯医者と言いますと、歯だけを診ている様に思われますが、近年特に注目されている高齢者の誤嚥性肺炎や、摂食嚥下障害、また小児矯正治療における正常な成長発達の分野において、この摂食、咀嚼、嚥下という一連の動作の重要性がトピックになっております。
人間の生きる根源である、食べるという行為を細かく分けますと、摂食(口の中に入れその温度や味や硬さを感じ)、咀嚼(歯を使って切り潰して消化吸収しやすい形に変化させ)、嚥下(食道を通して胃袋へと飲み込み運んでいく)、という流れになります。
そもそも生まれたばかりの赤ん坊にとっては、母親の母乳を吸うという行為が毎日の大切な仕事です。この時赤ん坊は全身の筋肉を総動員して、飲み込み、呼吸し、生きていく上で必要な様々な基本的なことを学習していきます。
これが、文明の発展や核家族化、夫婦共働きなどの影響によって、早い時期の卒乳や、短時間で流し込まれてしまう様な哺乳瓶が生まれました。
これによって、顎の発達や正常な呼吸や嚥下の未成熟な子供が増え、歯列の不正や呼吸不全、アレルギーやアトピーなどを生んでいるのではないかと考えられています。
この概念を高齢者医療に置き換えますと、誤嚥性肺炎で長期的な入院をされておられる方に、口腔周囲筋肉のリハビリテーションを行うことよって、生きていく上で大切な呼吸や嚥下の機能が復活し、肺炎の早期回復や予防に繋がります。
また、結果として人間としての生きる根源的な力が蘇りますので、動かなかった手足が動く様になったり、車椅子なしで歩くことができる様になる事例が出てきています。
つまり、「命の入り口である口」にはまだまだ沢山のやるべきことがあり、可能性が沢山詰まっているのではと思います。
当院でも口を通した全身的な治療に力を入れて取り組んでおりますが、より一層知見を深めていきたいと思います。

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2018年10月03日

歯の健康について講演致しました

先日の10月1日月曜日に、歯の健康について、大阪のサンケイカンファレンスホールにて講演させて頂きました。
「入れ歯とインプラントの本当に知りたい話」と題しまして、歯を失ってしまったらどうなるのか、それに対する治療方法について、歯と全身の関わりなどについてお話しさせて頂きました。
台風直後の交通機関の混乱もございましたが、40名ほどの方にお集まり頂きました。
大阪の会場ではありましたが、京都や奈良からの方もおられ、皆様真剣にお聞きくださいました。
講演の後には、質疑応答のお時間も頂きましたが、皆様様々なお悩みをお持ちになっていることが伝わり、非常に具体的な質問ばかりで、私なりに精一杯お応えさせて頂きました。
講演後には、「普段歯科医院で聞けないような情報がきけて凄い良かった」「非常にわかりやすいお話で、遠くから来た甲斐があった」と沢山のお喜びのお声を頂くことができました。
この準備のため、スタッフ一同一丸となって頑張って参りましたが、医院を離れても「全ては患者様の本当の笑顔の為に、、」この想いは全く同じ、来られた方全ての方のご満足を目標に、皆精一杯尽くさせて頂いた1日となりました。
ご参加くださった皆様、そしてこの度の講演のご依頼を下さいました産経新聞社様、多大なるサポートをして下さいましたグラクソスミスクライン様、関係各社の皆さま、この場を借りて深く御礼申し上げます。

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2018年08月01日

歯医者の歯医者という仕事

地震、洪水、台風、猛暑、と日々天災が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
通常歯科医院のご予約というものは、交通機関が動かなくなるような状況ではキャンセルが多くなってしまいますが、
電車が止まってしまっても、皆様なんとか当院までお越し下さり、中には家の後ろが土砂崩れで半分埋まってしまった、という患者様までお越し下さいました。
「危険ですので、天災を伴う緊急時はご遠慮なくキャンセルしてくださいね」とお伝えいたしますが、皆様揃って「先生の予約の方が大切ですので。。。」と仰って下さいます。
頭が下がる想いで一杯でございますが、皆様くれぐれもご自愛くださいませ。

さて、当院も開業して10年の時が経過致しましたが、県外国外という遠方の患者様だけではなく、最近では歯医者さんの患者様も増えて参りました。
中にはご自身のご家族までお連れくださる歯医者さんもおられます。
また、ご自身の難易度の高い患者様をセカンドオピニオンという形で、ご紹介くださるケースもございます。
お知り合いの先生だけではなく、全く存じ上げない先生まで当院にお越し頂き、本当に恐縮致しております。

皆様おっしゃるのが、当院の治療内容の写真です。
治療終了後の写真は、ドクターの技術というよりも歯科技工士の技術が高ければ綺麗に写ります。
でも治療の中身や、特に印象(型取り)の写真は歯科医師の技術力や丁寧さの全ての象徴です。

日本の一般的な歯科医院の平均診療人数30人という数字の中で、お一人貸切、一日5名限定、全てドクター対応にこだわり続けた当院でございますが、歯科治療の基本は「いかに丁寧に治療するのか」、これに尽きると思います。
最高の技術と知識を持ち合わせたとしても、短時間で焦りを伴う環境ではベストを尽くせません。
毎回、全ての患者様に私のできるベストを尽くすために、このような診療体系にこだわり続けて参りましたが、まさか「歯医者の歯医者」という仕事をさせて頂くことになるとは想像もしておりませんでした。
これからも私のできることは、日々私のベストを尽くすこと、スタッフ一同最善の治療を尽くせますように、今後とも精進していきたいと思います。
全ては患者様の本当の笑顔のために。。。

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2018年06月19日

KINOSHITA DENTAL OFFICE が目指す歯科医院について

当院も開業して10年の歳月が経過しました。
開業当初と今も変わらず、当院の信念は、「全ては患者様の本当の笑顔のために」この言葉に尽きるように思います。
数多くの歯科医院の中から当院を選んでくださった患者様が、お口の健康を通してより良い人生を歩んでくださるように、いつもそんな思いで診療にあたっております。
歯医者というと、どうしても「恐い」というイメージが強くあります。
嫌な音、消毒薬の匂い、マスクをして皆無愛想で、待合にも診療室にも沢山の人がいて、プライバシーもなく、恥ずかしい思いをするような空間が一般的な歯科医院のイメージかと思います。
それを全て取り除き、本当に患者様が本音で歯の悩みを打ち明け、こちらもそれを精一杯受け止め、現代歯科医療の最善の治療を私ができうる最高の丁寧さで治療したい、それが私がずっと目指してきたことです。
医療機関だからこそ清潔に越したことはないので、全ての器具道具の滅菌を徹底し、お手洗いもお一人ごとに掃除に入り、雨の日はお一人ごとに床掃除を致します。
恐怖感を取り除きリラックスして頂くために、院内の内装、インテリア、照明、音楽、アロマにこだわり、落ち着ける空間作りに力を入れています。
じっくりとカウンセリングし、治療もじっくりと丁寧に万全の準備を整えて治療したいので、お一人貸切にこだわっています。
もちろん確かな技術力の修練のため、継続的な研修会への参加もしております。
数えだしたらキリがないくらい、もし自分が患者だったらこうしてもらえると嬉しい、その全てを叶えるべく、医院の形を試行錯誤して参りました。
その全てのベースとなる考え方は、私が開業準備に追われていた10年前、ホスピタリティの勉強のために渡航した、「アマンリゾート」でした。
アマンリゾートとは、伝説のホテルマンエイドリアンゼッカがタイのプーケットに「アマンプリ」を開業したのが1988年。
以来、アマンは人里離れた森の中、世界遺産に寄り添う土地など、特別な場所にリゾートを展開し、洗練された建築やデザイン、その土地の文化や歴史、伝統を尊重したホスピタリティで世界中の人を魅了してきたホテルグループです。
当院の内装デザインは、タッププランニングの下妻隆志先生とカンボジアの「アマンサラ」をベースとして構想致しました。
サービスの考え方は、レストランカシータオーナー高橋滋先生にお供させて頂き、フィリピンの「アマンプロ」、ブータンの「アマンコラ」で体験した数々のホスピタリティをベースに考えております。
これからの新たな10年も、より良い治療、安心して治療を受けていただけるような環境、そしてフレッシュでフレンドリーな暖かみのあるご対応を目指し、日々精進していきたいと思います。
「全ては患者様の本当の笑顔のために」

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2018年05月15日

再治療のない歯科治療を目指して

週が明け、当院受付のお花も新たに入れ替わり、気持ちの良いお天気が続いております。
当院を訪れて下さる患者様の多くのお悩みに、「治療した歯からまた悪くなる」「この前治療したばかりなのに、また取れてしまった、また虫歯になってしまった」というお声をたくさん頂きます。
これらの原因の多くは、治療時に歯に装着された詰め物や被せ物の適合に問題がある場合がほとんどです。
歯科治療の最大の特徴は、「歯には自然治癒能力がない」為、病変を除去して穴が空いてしまった部分は、何かしらの人工物で埋めたり、被せたりして元あった形態へと戻すという治療が必要になります。
この治療の際に、歯型を取り、歯科技工士さんにこの人工物の製作を依頼しますが、この歯型に問題があると、いかに腕のいい技工士さんに製作してもらっても、出来上がったものにエラーが起こり、お口の中に戻すと隙間があったり、ガタつきが生じます。
この隙間からまた細菌が侵入したり、歯ブラシを丁寧に行っても汚れがたまりやすい為、また新たな虫歯が発生します。
この治療した歯がまた虫歯になってしまう現象を「二次カリエス」と呼びます。
この二次カリエスをゼロにすべく、当院では虫歯の除去、歯の形成、型取りという一連の作業を全てマイクロスコープ下にて行っております。
また型取りの際には、歯と歯肉の境界が明瞭にわかり、歯科技工士さんが迷わず精密な作業がしやすいように、歯肉に糸を入れて歯肉圧排という作業を行い型取りしております。
これにより、連続性のある一筆書きのような、刃物でスパッと切ったような精密な型取りをすることができます。
この精密な型取りの為、当院は歯科材料の最高のパフォーマンスを発揮するために、院内の温度を一年を通して一定に保ち、全ての患者様に完全貸切診療にてじっくりと丁寧な治療を行っております。
安心できる再治療のない歯科治療を目指して。

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2018年04月26日

健康的な笑顔は人生をも変える。。

患者様をお迎えするお花と音楽が整い、落ち着いた時間が流れています。
当院には様々な歯のお悩みでお越しの患者様がおられますが、痛みや噛めないという内容とは別に、「自信を持って笑うことができない」、というお悩みも多く感じます。
歯の色や形、並びなどそのコンプレックスが故に、唇をこわばらせて笑ったり、手をあてがったり、あまり人の目を見て話すことができなかったり、とそのお悩みは歯以外のことにも及びます。
今回の患者様も、お顔の中心に位置する上の前歯の形や色にずっと悩んでおられ、あまり笑うことができなかったそうです。
マイクロスコープを駆使し、患者様のご要望を詳細にお聞きしながら、正確な仮歯でのテストを繰り返し、歯科技工士と共にその患者様の理想のイメージを共有し、笑顔を創造していきます。
治療が無事終了し思い描いた笑顔になっていただけると、鏡を持った瞬間パッと明るい笑顔になって頂き、次からお越しになられる度にお人柄まで明るくなられるように感じます。
人によっては服装やメイクもオシャレになっていかれ、新しいお仕事や趣味にもチャレンジされ、中には結婚が決まったとお喜びになって頂くこともあります。
歯の治療を通してその方の人生がより豊かに、より楽しいものになって頂く一助となればと日々精進しております。
最近あちこちの勉強会で名刺交換をさせて頂く機会が多くありますが、10年前の開業準備の際に作った私の名刺の真ん中には「with your life」の文字が刻まれています。

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2018年04月18日

居心地の良い空間づくりのために

歯科医院と言えば、切削器具の嫌な音、消毒薬の匂い、皆マスクをして怖そうに見える、プライバシー度の高い内容にもかかわらずオープンなスペース、と様々な歯科医院独特の当たり前の内容がありますが、そこには改善すべき点が沢山あります。
当院ではお一人貸切、全個室、すべてドクター対応にこだわり、患者様の居心地の良い空間作りに力を入れております。
院内の内装やインテリア、アロマの香りや音楽といった、患者様の五感すべてがリラックスして頂けるようなお時間を作りたいと願っております。
治療終了後には、「先生すみません!うっかり寝てしまってました!」と患者様に言っていただけることがよくありますが、当院にとっては何よりの褒め言葉です。
歯を削られたり、麻酔の注射をされたり、時には歯を抜かれるといった、かなりのストレスがかかる内容でも、患者様が寝息を立ててお休みになってくださっていることは、何より嬉しいことです。
本日は院内の音楽をまた新しく選曲し直しました。
様々なジャンルの音楽を試し、患者様がリラックスできつつ、私自身も最大の集中力で治療ができる音楽を常に探していますが、10年の試行錯誤の末、やはり基本のピアノに立ち返っているように思います。
選曲を新しくして早速患者様からもピアノの音色に癒されたとお喜びの声を頂くことができました。
また新たな気持ちで、日々の診療に精進したいと思います。

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2018年03月31日

2018 〜今年のSAKURA〜

朝晩寒い日が続いていましたが、急に暖かくなり、気持ちの良い小春日和が続いております。
当院の丁度裏手にございます深田池公園の桜も満開を迎えております。
出会いと別れ、人生の門出の季節に咲く桜の花は、ほんの1週間くらいしか美しい姿は見れませんが、日本人の心にとって特別な存在かと思います。
学生時代お世話になった先輩に、「人生約80年、あと何回桜の花を見れるかわからない。その貴重な桜の花を毎年どんな気持ちで拝むことができるのか。希望を抱いて見るのか、それとも憂鬱な気持ちで見るのか、それはお前自身の生き方次第。日々懸命に生きなさい。」このような言葉を頂きました。
いつも冗談ばかり言ってニコニコしている先輩が、その瞬間とても熱く真面目に語ってくださったのを今も覚えています。
桜の花を見るたびにその言葉を思い出し、自分の今まで、そしてこれからの人生をいつも考えます。
当院も開業して10年の時が過ぎましたが、これからも懸命に、誠実に、より良い治療を目指して日々精進していきたいと思います。

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2018年03月27日

 Kiss FM 神戸にてラジオ収録して参りました 〜デンタルヘルスレポート〜

週が明けまた新たなお花が届き、患者様をお迎えするご準備ができました。
先日ラジオ収録のご依頼を頂き、KissFM神戸にて収録をして参りました。
デンタルヘルスレポートという番組で、歯科に関する様々な内容をお話しする番組です。
何分初めてのことばかりで緊張しましたが、ラジオ局の中も社会見学させて頂き、とても楽しい時間でした。
ディレクターの方やサウンドクリエーターの方と打ち合わせをし、「マイクロスコープ」に関する内容と、「入れ歯治療」に関する内容についてお話しさせて頂きました。
4月5日(木)、4月12日(木)の2週にわたって放送される予定で、放送時間は10:50〜10:55です。
もし宜しければ是非ご視聴くださいませ。

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2018年03月13日

咬認定医コース、無事終了いたしました。

週が明け、また受付のお花が新たに入れ替わり、患者様をお迎えするご用意が整いました。
先週末は東京にて咬合認定医コースの最終回の勉強会でした。
約2年間毎月のように東京に通いましたが、最終回はドイツ式の口頭試問も体験し、充実した卒業式を迎えることができました。
講師の稲葉繁先生を筆頭に、インストラクターやスタッフの皆様に本当によくして頂き、「咬合」というものを深く勉強できた素晴らしい時間でした。
一緒に参加させて頂いた全国各地から集まられた先生方も、皆素晴らしい先生方で、お逢いする度に沢山の刺激を頂きました。
勉強させて頂いた知識や哲学、技術をもとに、また日々少しでも良い治療ができますよう精進して参りたいと思います。

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2018年03月06日

全て手作り 〜All Hand Made〜 という考え方

昨今日本の伝統工芸や、工業技術の職人技の手作り技術の素晴らしさというものが、見直され、made in japanとして「ブランド」、「信頼」として考えられるようになってきました。
そのような背景の中で、昔から歯科治療というのはそもそも全て手作りで治療、製作されているものでした。
歯には自然治癒というメカニズムがないのが最大の特徴で、虫歯や歯周病で失った歯を修復するために、詰め物や被せ物、ブリッジ、入れ歯というものが人工の臓器として作り出されてきました。
その人工臓器の作り手が「歯科技工士」という存在です。
ミリではなくミクロン単位の歯科技工物を全て手作りで、ゼロから作り出します。
その技術の難しさがゆえ、技術継承も難しく、また労働環境の厳しさがゆえ、今では歯科技工士になりたいという新たな担い手も少なくなり、技工士学校の閉鎖や、免許をとっても歯科技工士として仕事をされないという、切迫した状況になってきているのも日本の歯科の現状です。
その打開策として、機械でスキャンしcadcam、3Dプリンターの技術で、全て機械の上で歯科技工物を作り出すという工業技術革新も目覚ましいものがありますが、
それでもやはりNASAですら機械の核となる大切な部品の最終仕上げは日本の金属職人の手作業で最後の微調整を行うように、「精度」をどこまでも追求すれば、全て手作りの手作業に勝るものはありません。
今回ご紹介するのは、精密に精密に作り出された「キャストパーシャルデンチャー」と呼ばれる、「部分入れ歯」です。
写真で見てすぐにご理解頂けると思いますが、非常に複雑な金属の薄く、細いパーツから成り立つ部分入れ歯です。
一見複雑すぎてこれが口の中に入るのか?と不思議に思いますが、維持や安定を計算し尽くし、全てが精密に決まると、染み込むように口の中に入っていきます。
患者様のご評価も、「入れていることを忘れてしまう」とおっしゃってくださる方も沢山おられます。
全ての作業を歯科医師も歯科技工士も全てマイクロスコープ下で、丁寧に丁寧に、精密に精密に時間をかけて製作したからこそ得られる結果です。
その為当院では、全て手作りにこだわり、一人貸し切り全てドクター対応にて、じっくりをお時間を頂き、精密かつ丁寧な治療を大切にしています。

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2018年02月26日

たかが歯科治療、されど歯科治療

世間一般的なイメージとして、「歯医者」というと「歯」だけを治療していると思われがちかと思いますが、我々歯科界では「一口腔単位」という言葉があります。
歯だけではなくその方の口を通して全身的な健康を考えた治療を行おうとする考え方があります。
今回ご紹介する内容は、長年真面目に歯医者に通い、その患者様なりに虫歯にならないように様々なことに気をつけておられましたが、何度歯医者に通ってもまた別の部位が悪くなり、一向に治療のゴールが見えないというご相談で当院に来られた方です。
治療前の状態は全ての被せ物に大きな隙間があり、歯の根にも大きな病変がありました。
それら全てを一旦除去して、感染した部分を全て取り除き、歯の根の治療も行い、新たに適合の良い被せ物に交換しました。
全ての治療工程をマイクロスコープにて丁寧に精密に行いましたが、治療後の患者様から思わぬ感想を頂きました。
治療前はずっと血液検査の結果が思わしくなく、炎症反応が消えなかった。それが歯科治療が進むに従って検査の結果も改善し、体調もとても良くなってきた。
行った治療は歯科治療ではありますが、口の中から感染物質を丁寧に取り除けば、結果として全身的な健康につながることを改めて感じた治療内容でした。

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2018年02月10日

隙間のない精密な治療を目指して

歯科治療の基本中の基本となるのが、いわゆる虫歯治療ではありますが、この虫歯治療も正確に精密にやり切ることは本当に難しく、一つ一つのステップをいかにじっくり丁寧に行うのかが、後々の結果を大きく左右します。
患者様が歯科医院でお話しされる内容の中で、「治療した歯から又悪くなる」というお言葉はよく耳にします。
つまり目に見えない「虫歯菌」という細菌と戦う歯科治療が故、少しでも治療した後に隙間があれば、又そこから虫歯菌が侵入し虫歯の再発が起こります。
「治療した歯は、もう虫歯にならないのでは?」という患者様の解釈は当然ではありますが、実際のデータ上では、歯科医院で治療されている内容のほとんどが、「再治療」です。
今回ご紹介する内容は、過去に歯の神経をとる治療をされた歯が、根の先に膿の袋ができてしまったケースです。
不適合な詰め物や被せ物を除去し、根の中を丁寧に掃除をし、新たな虫歯菌が侵入してこないように緊密に充填した治療です。
レントゲンの矢印の部分に写っている風船のような黒い影が、治療後には綺麗に消失していることがわかります。
行った治療は非常にシンプルで、悪いものを全て除去し、できた空間を緊密に隙間の無いようにつめた内容ではありますが、全てのステップを確実に丁寧に行うことで、一本の歯を無事保存できた治療です。
この確実な治療ステップを達成する為、当院では全ての治療を顕微鏡下で行い、お一人の患者様に貸し切り診療にて十分なお時間を確保し、すべてドクター対応にこだわった精密な治療を行なっております。

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2018年02月01日

「笑顔の再生」

週が明け、また新しいお花が気持ちよく患者様を迎えてくれています。
今回は入れ歯治療で審美修復を行った患者様のご紹介です。
入れ歯治療と聞きますと、噛めない、痛い、という内容でお困りの方がほとんどのように思われますが、それと同じくらい「入れ歯のような顔」に悩んでおられる方もたくさんおられます。
特に若くして歯を失ってしまわれた女性の患者様においては、歯の見え方だけではなく、頬や唇の微妙な膨らみやシワの入り方、口紅の弾きやすさ、などなど細かな内容で悩まれています。
当院では入れ歯担当技工士立会いの元、患者様の細かなご要望にお答えし、ご納得頂けると笑顔作りに力を入れています。
また歯だけ綺麗にすれば良いというものではなく、お顔の表情筋のストレッチや口角を綺麗にあげるトレーニングも同時にご提案し、その方がより自然により魅力的に笑って頂けるように治療を進めて行きます。
今回の患者様もこちらも驚くほどに「劇的に」明るく美しい笑顔になって頂くことができました。
治療前はとても不安そうで、笑えず、いつも口元を隠してお話しされていましたが、治療が進むに従っていつも笑顔で明るく通院して頂けるようになりました。
当院では、入れ歯担当技工士の立会いや、一人貸切診療にこだわり、患者様お一人お一人のプライバシーを守り、細やかなご要望にお答えできる治療を目指しています。

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2018年01月29日

咬合認定位セミナー受講してきました。

先週末は東京にてIPSG咬合認定医セミナーに参加してまいりました。
今回は、この一年間の認定医コースで学んできたことを実際の患者様の治療の中でどのように表現し、考察しているのかという、症例発表の会でした。
全国各地から集まった皆様とこの一年間様々なことを学んできましたが、それぞれの先生ごとにきめ細やかに診断され、様々なアプローチで考察されていることが非常に勉強になりました。
私自身も一つの症例をじっくりと考察することによって、改めて頭の中を整理することができました。
「歯科」と一言で表現しましても、虫歯や歯周病だけではなく、予防、審美、噛み合わせ、歯並び、入れ歯、インプラント、成長発育、食育、呼吸嚥下、、、、と非常に様々な分野が広がり、包括的な思考をして一人一人の患者様に向き合わなければなりません。
この一年間学んだことを胸に、日々の患者様のお口の健康と、そしてその先にあるその方の生活や人生をも考えていけるような治療を目指していきたいと思います。

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2018年01月05日

新年明けましておめでとうございます!

本年も何卒宜しくお願い申し上げます。
1月5日、本日より当院も通常通り診療スタートし、また新たな年が始まりました。
10年前の開業時に掲げたモットー、「全ては患者様の本当の笑顔の為に」を、今年も変わらず当院の大切な「志」として、日々精進していきたいと思います。

昨年末の年の瀬に嬉しい連絡がありました。
私が寄贈をさせて頂いたカンボジアの井戸が完成し、その写真と感謝状を送ってくださったのです。
バンテアスレイ群ロンタエック地区タマットポン村にその井戸は完成しました。
使って下さる村の皆様のお写真です。
遠い異国の地で、私の名前が掲げられた井戸が、誰かの役に立っているのだと思うと、とても嬉しくなりました。

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2017年12月13日

カンボジア診療活動奮闘記 最終回

カンボジアボランティア診療活動最終日。
この日は拠点のシェムリアップから車で2時間ほどの更に奥深い農村地域、スレノイ小学校での診療活動でした。
我々団員を乗せて進むバンも舗装道路を通り過ぎ、まるで何かのキャラバン隊のようなデコボコ道を進み、小さな村の奥にある小学校に到着しました。
元気に走り回る小学校の子供達は、万国共通でとても可愛らしく、皆笑顔で迎えてくれました。
最終日はとても天気が良く、更に暑い診療活動となりました。
小学校の生徒達や、周辺の村の方々が行列を作って来てくださり、隊員皆で手分けして診療にあたりました。
全ての診療活動後に、我々団員と子供達で記念写真を撮り、国会議員のナムさんから感謝状も頂き、なんとか無事活動を終えることができました。
今回のボランティア活動は本当にたくさんの貴重な経験を私に与えてくれました。
学生時代にバックパッカーで回ったアジア諸国の経験から、いつか自分もボランティア活動してみたいという長年の想いが叶いましたが、それと同時に生で体験しないと分からない、現実のたくさんの厳しさも学ぶことができました。
月並みではありますが、電気水道などの基本的なインフラや、学校や病院という基本的な生活をしていく上で必要なものが整っていないということがどれほど大変なことで、そして日本という国に生まれただけで、ありえないくらいの幸運なのではないかと、痛感致しました。
改めて「日々感謝して生きる」という言葉を、大きな重みを感じて受け止めることができました。
この経験をもとに、また日々の診療活動に励んでいきたいと思います。

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2017年12月05日

カンボジア診療活動奮闘記 〜その3〜

カンボジアでの診療活動二日目は、滞在地のシェムリアップから車で約2時間ほどのSre Noy中学校での診療活動です。
ここには赤坂デンタルセンターという保健指導施設があり、SCHECの活動の初期の頃から歯科診療活動や口腔保険活動が行われているため、来られる患者様の状況もかなり良くなって来ている地域です。
午前中は看護師さんによる手洗いの保健指導と、歯科衛生士さんによる歯ブラシ指導が行われました。
午後からはまた日当たりの良いところを選んで歯科診療活動のスタートです。
日本から持ち込んだ冷却グッズを色々と使いながら、熱中症に気をつけて診療に当たります。
基本的には英語は通じないので、細かいコミュニケーションは帯同して頂いた通訳さんを通してのコミュニケーションになります。
彼ら日本語通訳さんもボランティアの一環で設立された日本語学校の卒業生達です。
彼らの力を借りながら今回は中学生の治療がメインとなりました。
一人転倒して前歯を折ってしまった少年の治療があり、限られた材料と道具で何とか前歯を作りました。
カメラで撮影して本人にも見てもらい、とても喜んでもらうことができました。
活動二日目もかなり暑かったですが、無事に終えることができました。

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公衆衛生に関する保健指導の様子
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日本語通訳を通してのコミュニケーション
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転倒して前歯を折ってしまった少年の治療
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無事前歯も治って喜んでくれました
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2017年11月30日

カンボジア診療活動奮闘記 その2

カンボジア診療活動の第一日目の午前中は、25校目の学校の開校式に出席させて頂きましたが、午後からはKrorLanhShimaka小学校に移動して、実際の診療活動に参加して参りました。
診療活動に使用する歯科治療機器は、この15年間で少しずつ寄付の中で集められたもので、想像していたよりも様々な器具が揃っていました。
電気も水道もないため、発電機も持ち込んでの診療となります。
小学校に到着すると、既にたくさんの患者さんが行列を作って待たれていて、他の団員の方々も協力しあって診療活動に励まれていました。
当然のことながら電気がないため、暑さを避けて日陰や学校の校舎の中で診療したいところですが、太陽光だけが見えにくい口の中の光の頼りとなり、真夏の炎天下の中ではありますが、診療は全て屋外の日当たりの良いところになります。
風が吹けばホコリが舞い、想像以上に大量の汗が吹き出しました。
来られる患者様の口腔内もかなり激しく崩壊しており、抜歯などの外科処置が治療の中心で、感染や怪我のないように治療に集中することは、かなり体力を消耗しました。
途中団員の方々も熱中症で倒れてしまう方もおられる中、なんとか無事1日目を終えることができました。

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寄付によって少しずつ集められた診療機器
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電気がないため発電機も一緒に持ち込みます
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2017年11月28日

カンボジア診療活動奮戦記 その1

2017年11月17日〜23日の一週間、私はカンボジアにてボランティアの歯科診療活動に参加して参りました。
今回参加させて頂いたのは、『NPO法人カンボジアの健康および教育と地域を支援する会(SCHEC)』という団体です。

http://www.schec.org/about/index.html

歯科診療活動、井戸掘り事業、学校校舎建設の三本柱で活動されており、15年間で3000本の井戸、25校の学校を建設されたそうです。
これだけ長期的に継続活動され、そしてこれだけの功績を収めてこられたのは本当に素晴らしい事だと思います。
現地での活動1日目は、その記念すべき25校目の学校の開校記念式典の出席と、3000本目の井戸の完成記念式典への出席でした。
今回の活動拠点は世界遺産アンコールワットのある、シェムリアップという都市の農村地域です。
首都のプノンペンは近年急激な経済成長を遂げているようですが、まだまだ田舎の方の農村地域は電気や水道もなく、雨水が生活用水のため、少しでも公衆衛生向上のためと井戸掘り事業を行なっておられます。
また、ポルポト派軍事政権時代の爪痕で、十分な教育も行き届いていないため、学校建築活動にも力を入れておられます。
開校記念式典では子供達や村の皆様が日本とカンボジアの国旗をふって満面の笑顔で迎えてくださいました。
子供達の笑顔は万国共通で、彼らの未来が少しでも明るくなってくれればと胸が熱くなりました。
文房具を子供達に配らせて頂き、井戸掘り体験もさせて頂き、貴重な第一日目となりました。

25校目の学校開校記念式典
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子供達に文房具を配らせて頂く
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3000本目の井戸完成記念式典
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井戸掘り体験
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農村地域はまだまだ道路の整備も不十分な状態
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家も木造の手作りのような家が多い
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このカメに雨水を貯めて生活用水とされている
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